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パーライト (岩石) : ウィキペディア日本語版
パーライト (岩石)

パーライト(perlite)は、加熱により膨張する性質を持つガラス質火山岩の総称。一般的に真珠岩原石を指す。
工業上、その種類は含まれる水分量、組成により真珠岩、黒曜石松脂岩と分類される。
化学組成上は流紋岩(まれにデイサイト)で、石基はほぼガラス質で少量の結晶斑晶)を含むことがある。球状~楕円体状のひび割れが多数あり、その割れ目から真珠のように丸い破片がぽろぽろ落ちることからこの名がある。肉眼で丸いひび割れが見られない場合でも、顕微鏡で見ると円形~楕円形の割れ目が多数見られる。このような丸い割れ目を真珠状割れ目という。肉眼で真珠状割れ目が見えない場合は、半透明なガラスまたは色の薄い黒曜岩のように見え、不規則にぽろぽろと割れる。
流紋岩質マグマが水中など特殊な条件で噴出することによって真珠状割れ目ができると考えられている。真珠状割れ目がまったくなければ黒曜岩であるが、その違いが何に起因するかはまだわかっていない。
熱をかけると4~20倍の体積に膨張発泡し、工業製品であるパーライト (発泡体)となる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パーライト (岩石)」の詳細全文を読む



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